ヘルスケアの環境インパクトに対する解決策の模索
ヘルスケアは、カナダの温室効果ガス総排出量のほぼ5%を排出しています。ブリティッシュ・コロンビア州最大の医療機関の1つとして、VCHが環境に与える影響は大きいことを認識しています。
VCHは、環境へのインパクトを低減し、医療制度と地球の健康を回復させるために全力で取り組んで参ります。
私たちの今後の活動は、BC州保健省の命令書(Mandate Letter)とクリーンBCロードマップ2030(CleanBC Roadmap 2030)に沿った、目的を持つものです。環境の持続可能性と気候変動に対するレジリエンスを高めるのに役立つ、有意義な対策と革新的なアイデアを特定していくには、全チームの総力を結集し、パートナーとの協力が必要です。
私たちの活動は、以下の分野で持続可能性を推進することに重点を置いていきます。
- 気候変動目的のある、持続可能な施設設計と運営で、気候変動に強い医療制度へ移行する。
- エネルギーとカーボンエネルギー効率を高め、化石燃料への依存を減らして、二酸化炭素排出量を低減する。
- 食品薬としての食品を促進するために、植物由来、地産、文化的に関連があり、公平な給養管理方法を開発する。
- 資材廃棄物や不要な化学物質を避けながら、人と環境の健康に貢献する持続可能な材料や製品を選ぶ。
- 水の使用量を最小限に抑え、天然資源の需要や生活環境への影響を低減する。
- 交通手段環境への悪影響を減らし、人間の健康と福祉に役立つ代替交通手段へのアクセスとその利用を増やす。
2022年のハイライト/実績
- リッチモンド・ホスピタル再開発プロジェクト(Richmond Hospital Redevelopment Project)を含む主要な資本プロジェクトに気候リスクとレジリエンスを組み込んだ。
- VGH手術室のリニューアル(VGH Operating Room Renewal)を設計し、1,411トンのCO2e排出量削減を可能にした。
- ナリッシュ・アンカー・コーホート(Nourish Anchor Cohort)に参加し、スタッフや入院患者の食事に伝統的な食べ物を含む、持続可能な食べ物を出す機会を増やした。
- 非急性期医療(長期介護付きホーム)現場の廃棄物転換率を36%から42%に増やした。急性期医療(病院)現場での全体的な廃棄物発生量を約13%削減した。
環境負荷低減の取り組みの詳細はグリーンケア(GreenCare)をご覧ください。