患者の障壁を軽減する言語サービス
言語や文化の壁は、医療を受ける患者にとって障害となることがあります。
2022年1月、医療制度を利用する患者の障壁を軽減する目的で、健康情報を翻訳する言語サービスプログラムが発足しました。
このプログラムの開発にあたり、VCHは、ネイバーフッドハウス、サクセス(S.U.C.C.E.S.S.)、モザイク(MOSAIC)、BC移民サービス協会(Immigrant Services Society of BC)、州保健サービス局(Provincial Health Services Authority)のパートナーとともに、VCH管轄全域の翻訳・通訳の慣行を検討しました。その結果、VCH全体の翻訳慣行が標準化され、VCHの通訳・翻訳枠組みが設立されました。
VCHの患者/利用者から翻訳要望のあった上位5言語: 繁体中国語、簡体中国語、パンジャブ語、スペイン語、ベトナム語。
初年度は、救急・初期医療の利用方法、ファミリードクターやナースプラクティショナー(nurse practitioner)の探し方、(高温警報その他の健康注意を含む)公衆衛生情報、手術前後の情報、高齢者のセルフケアや在宅支援、VCHを初めて利用する患者が利用できるヘルスケアサービスの概要などの資料を翻訳しました。
初期のフィードバックによると、医療機関を受診する際に、より多くの情報を得られた、また、利用できるリソースやケアの選択肢についてより深く理解できるようになったことが指摘されました。翻訳された医療情報は、時間の節約やストレスの軽減だけでなく、患者の体験を向上させることができます。
言語サービスチームは初年度に、繁体中国語、簡体中国語、パンジャブ語、スペイン語、ベトナム語、ペルシャ語、アラビア語、韓国語、ロシア語、タガログ語、日本語の主要11言語へ495件以上の情報を翻訳しました。